平林鈴子のノート

心にうかぶとりとめのないこと

お直し

Repetto バレーシューズ

 

こんにちは お久しぶりです

先日お直しに出していた靴が帰ってきました

 

ソールがボロボロになり

数年間 靴箱にねむっていた靴です

今年こそは 春に履きたい!

とお直しに出していました

 

 

16年前 訪れたパリでのこと

行きたいお店はたくさんありました

Astier  de  VILLATTE

DIPTYQUE

そして

Repetto

憧れの本店に行けるのだと私は興奮していました

日本でも購入できるけれど

せっかくパリまで行くのだし

そう何度も行ける場所ではないからと

貯金に貯金を重ね

少なくとも3足は買って帰るのだと意気込んでいました

だのに 訪れてみると

私の足に合うサイズの靴は

この1足だけしかありません

店員さんに何度もたずね

在庫を確認してもらいましたが

「ノン」と首を振られるだけでした

正直 欲しかった形でも色でもなくて

どちらかというと

トキメキ度の低いデザインでしたが

本店まで来て何も買わずには帰れません

しぶしぶ 買って帰ることにしました

そんな 消極的な出会いだった靴ですが

毎日履いていると情が湧き

いつしか大切な相棒になっていきました

 

やわらかくて何時間歩いても疲れない

そして 

ねむっていた乙女心が目を覚ます靴

これからも大切に大切に履きます