こんにちは
今日は妖怪のおはなし
実は我が家に妖怪がいます
家主に悪戯をし
見た者には幸運をもたらす妖怪
その名も「妖怪ヒャキヒャキ」です
イメージ図 １
雨が降る丑三つ時に現れます
寝ている者の耳元で
「ヒャキヒャキ」という一定のリズムで
生あたたかく
薄っすら生魚のような匂いのする
息を吹きかけてきたら
それが「妖怪ヒャキヒャキ」です
暗闇に浮かび上がる姿は
白い毛でおおわれており
舌が長く
その舌からはよだれと思しき液体が滴り落ち
牙もちらりと光ます
四肢は比較的細く
その先から伸びた爪は鋭い
イメージ図 ２
起きるまで「ヒャキヒャキ」と荒い息を吹きかけつづけ
それでも家主が起きなければ例の爪でひっかく
そうして家主が起きれば
体に触れろと執拗に催促します
それが『妖怪ヒャキヒャキ』の姿
けれども怖がることはありません
眠気と戦いながら白い毛を優しく撫でれば
次第にヒャキヒャキ音は小さくなり
妖怪ヒャキヒャキの姿は消えます
朝のシロ
翌朝
私の傍らにはシロが眠っていますが
丑三つ時に現れた妖怪とは違って見えます
妖怪ヒャキヒャキが現れた朝は
とても目覚めが悪いのですが
その日、ちょっぴりいいことがあります
散歩で大好きなワン友に会えたり
洗濯物がキレイに干せたり
スーパーで値引きシールを貼ってもらったり
ちょっぴり世話のお焼ける妖怪ですが
我が家にたくさんの幸運をもたらしてくれているようです
あなたのお家にも
かわいい妖怪が住んでいるかもしれませんね
※「妖怪ヒャキヒャキ」の正体は
嵐の夜雨音が怖くなったシロです
大袈裟なおはなしで失礼しました
リンク
