平林鈴子のノート

心にうかぶとりとめのないこと

おだし

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我が家のレギュラー

 こんばんは

今日は「おだし」のおはなし

 

子どものころたくさん引っ越しをしました

神奈川、石川、愛知、大阪など7都市

暮らしたところには必ずおいしいものがあります

食いしん坊ですから「思い出」は大抵グルメと結びついています

大阪のイカ焼き

金沢のじぶ煮

名古屋のひつまぶし

うぅ~ん食べたい!!

 

けれども自分で作る料理は関西風に仕上がります

献立も塩梅も迷うことがありません

父が京都出身だったことと多感な時期を関西で過ごしたことが大きな理由でしょう

甘い卵焼きは作れませんし、うどんのつゆの色も薄い

関東風の甘い卵焼きを「うんま!」と思いますし、甘めのつゆで食べた蕎麦も絶品でしたが、レシピなしでは作れません

味覚の引き出しがないようです

 

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煮干しは頭とワタを取って、昆布は小さく切ってスタンバイ

 

 「おだしを しっかりとって醤油と味噌は香り付け 塩は風味を整えるため」

私は祖母が教えてくれたこの言葉を信じて毎日料理しています

祖母は京都に嫁いだ人でお料理上手でした

祖母の作る昆布の佃煮が大好きでした

庭の山椒の実と一緒に炊いた素朴なものですが

ごはん3杯はぺろりです

「始末のええように」

出汁をとった後の昆布で作っていたようです

 

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HARIOのだしポット

 

というわけで、だしが欠かせないのですが

最近は、簡単にだしがとれるポットを愛用しています

だしをとる時はお鍋から離れず

フツフツと香りが立ってくる瞬間を逃さずに火からおろすもの

と思っていましたが、これは便利です

あらかじめ昆布などを水に浸しておいてレンジでチンするだけ

普段のお味噌汁や煮物くらいなら十分ですし

余ったらポットのまま冷蔵保存できます

 

 

それでも

今日は濃いめのだしがいいなとか

丁寧にだしをとろうと思う日は鍋でとっています

そおやってとっただしで作る料理は

私の頼りない味付けでも必ずおいしく仕上がりますし

素材の旨みを引き出せたと思うと良い気分です

 

祖母の口癖「始末のええように」は

シロのPotagerをはじめてから意識するようになってきました

最近挑戦をはじめた「ベジブロス」のおはなしはまたどこかで

 

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